人間関係の中で、
「なんとなくモヤモヤする」
「うまく言葉にできないけれど引っかかる」
そんな経験はありませんか?
相手から嫌なことをされたわけではない。
ハッキリと失礼なことを言われたわけでもない。
それなのに、なぜか心のどこかがザワつく。
私は以前、この「違和感」をどう扱えばいいのかわかりませでした。
- 気のせい…だよね??
- 考えすぎかもしれないしなぁ…
- 自分が神経質なだけかもしれない。
そう思って見過ごそうとしていたんです。
でも、人間関係で失敗を繰り返しているうちに気がつきました。
それは、
違和感は結論ではないけれど、無視していいものでもない
ということです。
じゃあ、
「(表現するのが難しいんだけど)なんかあの人、違和感感じるなぁ…」
「なんかこの人モヤモヤする」
そんな『違和感』を感じた時にどうしたらいいのか?
というと、その『違和感』を感じていることを自分自身で認め、『ここからは注意深く観察しよう』という切り替えスイッチに使ってほしいのです。
違和感は「何かがおかしい」という感覚
まず誤解してはいけないのは、『違和感=相手が悪い・おかしい』ではない、ということです。
違和感を覚えたからといって、
- 「この人…なんかおかしい」
- 「もしかして意地悪な人??」
とか、そのように結論づけるのはちょっと早くて。
ただ、
もちろん、秒で「うわぁああ!!!こいつ関わったらダメなやつぅぅぅ!!」と判断できる人もいます。
例えば、初対面&5分くらいしか喋っていないのに「旦那さん年収いくら?こんど紹介してよ♡(しかもため口)」とか言ってくる人とかですね。
これはもはや違和感というよりもはや防衛本能が働いている状態ですが(苦笑)
では、私たちは違和感を感じるとき、何を感じ取っているのでしょうか?
私は、違和感とは
「自分が大事にしているもの・大切だと思う基準から、相手が外れること」
なのではないかなと思っています。
めっちゃ抽象的ですね(笑)
例えば、あなたが以下のようなことを大事にしていたり、大切だと思う基準だと思っているとします。
デリケートな問題だと思うことは相手に聞かない
デリケートな問題というのは、自分の場合、金銭事情、現在や過去の家庭事情、夫婦の事情、子供関係、などのことを示す。
そんな中で、初対面の人が会話5分くらいで「旦那さんはどこの会社で働いているの?」などと聞いてきたら
「え・・????」って思いますよね。
これが無意識に「何かおかしい」と感じている時で、つまり相手に対して『違和感』を感じている時なんです。
違和感の正体は「情報不足」の可能性もある
ただし、ここで注意したいことがあります。
違和感は必ずしも真実とは限らない、ということです。
なぜなら、私たちは相手のことをすべて知っているわけではないから。
例えば、さっきの「いきなり旦那の勤務先を聞いてきた例」でいけば、その相手は、『実は関わる人みんなに対してズバズバ聞いちゃう田舎のおばちゃんスタイルの人だった』という場合もあります。
こうやって知ると、
あぁ元々みんなに対してそういう人なのか…じゃあ(イヤだけど)まぁしょうがないか…今度会ったとしても忙しいフリして逃げるか適当にごまかしとくかぁ…
と思えたりもします。
あとは、会社やその他の人間関係の場合、
- 相手が体調不良で気遣いができない状態だった
- 仕事で大きなストレスを抱えていてイライラしていた。
- 悲しい出来事があって、ショックを受けていて心が健康じゃなかった
など、こうした背景があったかもしれません。
でも、そんな背景を知らなければ、
- 「この人なんか変な人だなー?」
- 「なんかちょっとおかしくない…?」
- 「今日は〇〇さん機嫌悪いな…(私なんかしたかな…)」
と、このような『違和感』を感じてしまうことがあります。
これが情報不足が上に感じている『違和感』です。
なので、
違和感がある
↓
相手がおかしい
ではなく
違和感がある
↓
まだ見えていない情報があるかもしれない
ということがある、と覚えておくといいです。
違和感を感じた時にやってはいけないこと
私が一番やってしまっていたのは、違和感を感じても、
「気のせいかもしれない」
「私の考えすぎかもしれない」
「勘違いかもしれない」
と、自分の感覚をすぐに打ち消してしまうことでした。
もちろん、違和感を覚えたからといって、その感覚が必ず正しいとは限りません。
実際に本当に勘違い・誤解だったこともあるでしょう。
しかし、だからといって最初から見なかったことにしてしまうのも違います。
なぜなら、違和感は何かしらの理由があって生まれているからです。
大切なのは、
違和感を感じた瞬間に相手を悪者だと決めつけることでも、逆に「気のせいだ」と無理に自分の買感覚を否定することでもありません。
まずは、
「私は今、違和感を覚えているんだな」
と認識することです。
「違和感を感じたのは事実だよね」
「だって実際に私はそう感じたよね。」
と、認めてあげる。
そして、
「この人といい関係が築けるかどうかは【今はまだ】わからないな」
と一旦棚に置いて保留状態にしておくことが自分の感覚を大切にできる一歩です。
違和感が教えてくれるもの
では、違和感は何の役に立つのでしょう?
私は、
違和感とは「もっと注意深く観察しよう!」というサインだと思っています。
今すぐ相手を決めつけるためではない。
今すぐ白黒をつけるためでもない。
もっと情報を集めるための合図なのです。
例えば、
- その違和感は一度だけなのか?
- それとも何度も繰り返されるのか?
- 相手は他の人にも同じ態度なのか?
- 自分だけに向けられているのか?
- 言葉だけではなく行動も一致しているのか?
こうしたことを見ていくと、最初は曖昧だった違和感の正体が少しずつ見えてきます。
人を見る時に大切なのは「単発」ではなく「パターン」
人間関係について考える中で、私が学んだことの一つが
単発の出来事でいきなり判断するのではなく、パターンで見るとより精度が高くなる、ということです。
- 誰でも機嫌が悪い日はあるし、体調が悪いこともある
- 失敗して落ち込んでしまっている時もある。
- とても悲しいことがあって立ち直るの時間がかかる時もある。
- 忙しすぎて余裕がなくなる日もある。
だから、1回だけの出来事ではわからない。
でも、同じような違和感が何度も繰り返されるなら話は変わってくる。
そこには偶然ではなく、その人らしさが現れている可能性があるのです。
まとめ
私は以前、
違和感は信じるべきなのか、それとも「考えすぎ」と言って無視すべきなのか・・
その答えを探していました。
でも人間関係で起こったことを何度も考察していくうちに、
違和感は信じるものでも、否定するものでもない。
観察するための入口である。
という結論に達しました。
違和感を感じたからといって、相手を悪者にしなくていい。
かといって、無理に見なかったことにする必要もない。
大切なのは、その違和感がどこから来ているのかを丁寧に見ていくことなのです。
違和感をこれだ!!という「結論」ではなく「観察のスタート地点」と考えられるようになると、人間関係の見え方は少し変わってくると思います。

